練習はいつでもどこでも可能。努力した分だけ強くなれる

「頭脳スポーツ」ともいわれる囲碁と将棋は、年齢や男女に関係なく初心者から上級者まで、すべての人が楽しむことができるゲームです。最近では、史上最年少(14歳2か月)でプロ棋士となった藤井聡太さんの活躍でも注目を集めています。

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 久留米大学附設中学校・高等学校囲碁将棋部では、現在、中学1年から高校2年まで20人の部員がいっしょに活動しています。活動内容は特に決まっておらず、何をするかは一人ひとりの自主性に任せられています。囲碁を選ぶのも、将棋を選ぶのも自由なので、囲碁と将棋の両方をやっている人もいます。部活動の中心は、1対1で対戦する「対局」です。対局後は対局を振り返る「感想戦」を行い、お互いに感想を述べ合って対局の反省と検討をしています。

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「囲碁・将棋のよい点は、いつでもどこでも練習できるところです」と部長の石井直幹さん。ほかの部活動は運動場や体育館など練習場所が決まっていますが、囲碁・将棋はネットなどでも対局できるので、スマートフォンがあればいつでもどこでも練習が可能。好きなだけ努力できて、自分の努力次第でどんどん強くなれるところも魅力だといいます。

    石井さんにとって部活動は「自分の生活の中心であり、活力が生まれる場所です。ネット上で知らない相手と戦うこともできますが、仲のよい部員と対局するからこそ負けて悔しいし、次は負けたくないと思います。部活動の友達はよきライバル。仲がよい分、あこがれや対抗心が生まれ研鑽し合えるのだと思います」。

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 九州屈指の難関校ということで勉強もハードですが、囲碁将棋部は参加するのも休むのも自由。自分のペースで活動できるので、各自、工夫をして勉強と部活動を両立させています。